抗甲状腺薬

抗甲状腺薬

抗甲状腺薬には、チアマゾールとプロピルチオウラシルがあります。抗甲状腺薬には、甲状腺ホルモンの生合成を抑制する働きがあります。抗甲状腺薬を服用すると、消化管から吸収され、血液中を通り、甲状腺に取り込まれます。

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甲状腺ではサイロキシンとトリヨードサイロニンという2種類のホルモンが作られています。抗甲状腺薬は、肝臓や腎臓などの酵素活性を阻害し、血中のホルモン濃度を低下させる作用があります。抗甲状腺薬は、甲状腺ホルモンの生合成する働きはありますが、甲状腺からの分泌を抑える効果はありません。つまり、すでに作られている甲状腺ホルモンをどうにかすることはできません。通常、甲状腺内にはおよそ6週間分のホルモンが貯えられていると言われています。

橋本病は、血中の甲状腺ホルモン濃度が低下する病気です。バセドウ病は、逆に血中の甲状腺ホルモン濃度が上昇する病気です。抗甲状腺薬は、通常、バセドウ病の治療薬として用いられています。抗甲状腺薬を服用した、およそ半分の患者が、長期間服用することで、甲状腺ホルモン濃度を正常に保つことができるようになり、服用の必要がなくなるようです。のこり半分の患者の場合、甲状腺機能が改善されることなく、抗甲状腺薬の服用を続けなければならないようです。