甲状腺ホルモン薬

甲状腺ホルモン薬

橋本病の治療法は、症状により異なります。甲状腺機能が正常で、体に自覚症状が表れていなければ、治療を行う必要がなく、経過観察と診断されます。橋本病に多くみられる症状に、甲状腺機能低下症があります。このような場合は、不足している分だけの甲状腺ホルモン薬を服用することになります。また、甲状腺腫が大きい場合も甲状腺ホルモン薬を服用することで腫れを小さくすることができるようです。

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甲状腺ホルモン薬にはチラージンSとチロナミンがあります。通常はチラージンSが用いられ、1日1~3錠の服用になります。服用を続けていくうちに、血液中の甲状腺ホルモンや甲状腺刺激ホルモンの濃度が正常値を示すようになり、症状も改善してきます。定期的な診断により薬の量は決められます。

症状が改善したからと言って自己判断で服用をストップしてしまうと、元の状態に戻ってしまいます。甲状腺機能が改善したのではなく、薬で甲状腺ホルモンを補っているということを認識しておかなければなりません。

甲状腺ホルモン薬は、医師に処方された量を服用していれば、副作用の心配はなく、妊娠中や授乳中でも安心して服用できる薬です。

一時的に甲状腺ホルモンが過剰になる無痛性甲状腺炎により、バセドウ病に類似した症状が表れる場合があります。そのような症状があらわれた場合、医師の診断を受け、甲状腺ホルモン薬の服用を控えなければなりません。