橋本病の合併症
無痛性甲状腺炎
甲状腺には、甲状腺ホルモンを貯えておく場所があります。濾胞(ろほう)と言います。何らかの原因で、貯えられていた甲状腺ホルモンが漏れ出し、血液中に流れ出してしまう症状を無痛性甲状腺炎と言います。甲状腺に痛みがないのが特徴ですが、バセドウ病や甲状腺亢進症に似た症状が表れると言われています。症状は、橋本病とは逆で、体重減少、コレステロール値の低下、血圧上昇、血糖値上昇、動悸、発汗、暑がりなどがあげられます。
悪性リンパ腫
悪性リンパ腫とは、リンパ組織にできる癌の総称で、リンパ組織には、リンパ節、リンパ管、扁桃、胸腺、脾臓などがあります。リンパ節は全身に点在し、リンパ節にリンパ腫が発生し、症状を引き起こします。リンパ節は抗体を生成し、免疫作用の重要な働きを担っているのです。
うつ病
橋本病は、甲状腺ホルモンの不足により、甲状腺機能が低下し、新陳代謝を衰えさせる病気です。甲状腺機能低下により、全身の疲れ、気力低下、記憶力の低下、寒がりになる、眠くなるなどといった症状がみられますが、これらの症状はうつ病を併発させてしまう可能性があると考えられています。症状自体もうつ病と非常に類似する点が多いと言えるでしょう。また、ストレスが橋本病に何らかの影響を与えているとも考えられており、うつ病とは密接な関連にあると言えるでしょう。
更年期障害
橋本病は、甲状腺機能の低下により、全身の疲れ、皮膚の乾燥、抜け毛、脈拍数の低下、気力の低下、記憶力の低下、寒がりになる、物忘れがひどくなる...などといった、老化と思われがちな症状が表れます。更年期の時期に橋本病を患うと、更年期障害を引き起こしてしまう可能性は十分にあります。
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