橋本病の起こり

橋本病とはは、1912年に外科医・橋本策(はかる)医師がドイツの医学誌に「リンパ腫性甲状腺腫」として発表した疾患です。橋本病の名称は、橋本医師の姓から由来しています。後に英米研究者から評価され、アメリカの医学書には橋本病と明記されました。橋本病は「慢性甲状腺炎」とも言い、自己免疫疾患として初めて認識された病気です。


橋本医師は、明治14年生まれ、旧第三高等学校、九州大学を卒業後、九州大学医学部第一外科教室で研究を行っていました。そして、ドイツの医学誌に「リンパ腫性甲状腺腫」を発表の後、ドイツのゲッチンゲン大学に留学し、さらに研究を重ねていました。

大正4年、故郷の伊賀町で橋本医院・五代目院長として継ぎ、県外へも名声を届かせていたと言われています。日本においては昭和30年代になってから橋本病が定着したようです。現在では、慢性甲状腺炎とも呼ばれ、自己抗体が甲状腺細胞を攻撃することにより引き起こされる自己免疫疾患の一つとされています。

橋本病は、若い年齢層から中高年の女性、特に45歳から65歳に多くみられ、成人女性のおよそ3~10%を占めていると言われています。男性より女性がかかる確率が高く、男性の20倍とも言われています。

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